ワインが美味しくなる魔法の瓶、オシャレなデカンタの上手な使い方。
2016/08/05
m_okm
2016/05/27 更新
ワイン好きの方なら、デカンタという名前を聞いたことはあるでしょうか。デカンタはワインを入れるためのガラス製の器で、見た目が華やかな意外にワインの風味を引き出す使い方ができます。デカンタの使い方を覚えて、ご自宅でワンランク上のワインの楽しみ方をしてみませんか?
デカンタ(decanter)とは、ワインを入れて提供する際に使われる、ガラス製の容器のことです。ホテルや高級レストランなどで用いられることが多く、デキャンタとも呼ばれます。
個人向けに販売されているデカンタもあるので、ワイン好きで使い方を把握されている方はご自宅にデカンタを所持していることもあります。
デカンタとは、どのような場面でどのような使い方をするのでしょう?
一般的なデカンタの使い方について解説します。
ワインをそのままボトルに入れているよりも、透明なガラスのデカンタにうつすことでワインの色鮮やかさを楽しむ使い方ができます。
また、フルーツを沢山仕込んだサングリアなど、見た目が華やかなお酒を入れることで、視覚からもお酒の味を想像して楽しむ使い方ができるのです。
ワインは長年寝かせておいたり空気に触れることで、味が変わります。
通常ワインは、長年寝かせておくことでゆっくりと空気をとりこみ、徐々に熟成されて味が深く飲見応えのあるものになっていきます。
まだ作られてから年月の浅い、若いワインは味が固いことが多く、飲み頃ではないものがあります。そういった若いワインでも、デカンタにうつしかえて空気に触れさせることで、香りを開かせる使い方ができると言われています。
ワインには、まれに「澱(おり)」というぶどうの皮や圧搾時のカスが含まれていることがあります。
ワイン好きの中には澱を好む方もいますが、ざらざらとした舌触りが好きではないという方もいます。
そのため、あえてフィルターを通していないワインは、一度デカンタに移してから飲むという使い方をすると、澱を取り除いてなめらかに飲むことができます。
まだ香りが開ききっていないワインを開く使い方をするには、なるべく空気との接触面が広いデカンタを選ぶことをおすすめします。
画像のようなデカンタなら入り口も広く、またボディの部分も表面積が非常に広くなっており、ワインに存分に空気を含ませる使い方に適しています。
逆に、既に味がしっかり開いているオールドヴィンテージワインを味わう時は、あまり空気に触れない使い方のできるデカンタを選びます。
画像の用に、入り口も内側の表面積も狭めのものを選ぶことで、必要以上にワインを空気に触れさせず、味の劣化を防ぐ使い方をすることができます。
デカンタそのものの見た目が華やかな種類は、数多くあります。
これらのデカンタは、機能面というよりも視覚的に楽しむことを目的とした使い方におすすめです。
ソムリエがこのデカンタに格好よくワインを移し替える様は、お店にとっての良いパフォーマンスとなるでしょう。ワイン好きが高じて、自宅に斬新なデザインのデカンタをコレクションしているという方もいるかもしれませんね。
ウイスキーのように、自宅でお気に入りのワインをしっかり保存する使い方をしたいという方にお勧めのデカンタです。
蓋付きでガラスの厚みもしっかり厚く、長期保存に適しています。
見た目重視のデザイン製の高いデカンタは、どうしても強度が弱いものが多いので、それとは対照的なのが画像のような強度の高いデカンタです。
素敵なデカンタを手に入れたら、せっかくなので色々と活用してみましょう。
ここでは、デカンタに入れるととっても華やかなサングリアの作り方をご紹介します。
材料(4〜5人分)
赤ワイン720ml
グラニュー糖大さじ2
リンゴ1個
オレンジ1個
レモン1個
バナナ1本
シナモンスティック1本
炭酸水(無糖)適量
ミントの葉適量
デカンタの使い方レシピ手順①
【下準備】
オレンジとレモンは、塩(分量外)をつけてよく洗っておく。
デカンタの使い方レシピ手順②
大きめの器またはデカンタに、赤ワイン・グラニュー糖を入れる。
泡立て器などでよくかき混ぜて、グラニュー糖をしっかり溶かす。
デカンタの使い方レシピ手順③
リンゴは皮付をむかずに水洗いする。
芯などがあれば取り除いて、包丁で適当な大きさに切る。
デカンタの使い方レシピ手順④
オレンジは包丁で薄皮ごと皮をむく。むいたら1房ずつ切り離す。
レモンは最初に両端を切り、その後適当な大きさにカットする。
デカンタの使い方レシピ手順⑤
バナナは皮をとりはずす。
包丁で端から1センチ厚に切っていく。
デカンタの使い方レシピ手順⑥
赤ワインと砂糖の入ったデカンタに、全ての材料を入れてよく混ぜる。
冷蔵庫で良く冷やす。
デカンタの使い方レシピ手順⑦
しばらく冷やしてフルーツをワインに漬け込んだら、グラスに注ぐ。
グラスにワインだけを注いでもよいが、お好みでフルーツも一緒に注ぎ入れたり、炭酸水を加えて仕上げにミントの葉を添えても華やか。
見た目もとっても華やかで楽しい、自家製サングリアのレシピです。
使うデカンタの形をどんなものにするかによって、また見た目がガラッと変わって楽しめますね!
ホームパーティなどで是非活用したいデカンタの使い方です。
いかがでしたか?
デカンタは見た目もお洒落で、ワイン好きなら是非とも活用しておきたい機能性も持っているのですね。
是非ご自宅にデカンタを揃えて、今までよりもさらにワインを楽しんで下さいね!
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