2015/12/20
ai-pon
2016/06/12 更新
「ワインの保存方法がよくわからない」という方も多いのではないでしょうか? そこで今回はワインの正しい保存方法と楽しみ方をご紹介したいと思います。ちょっとしたコツを知っているだけで、普段のワインが驚くほど美味しくなりますよ!!
ワインの理想的な保存方法には6個の条件が必要になってきます。
13~15℃で保存するのが理想です。
温度が高すぎるとワインの過度の酸化や、雑菌の繁殖の原因となります。
逆に低すぎるとワインの熟成が進まず、ワインの成分が再結晶したりして、本来の味わいを損ねてしまう原因となります。
そして年間通してなるべく温度差が少ない場所で保存するのが最適です。
75%前後で保存するのが理想です。
湿度が高すぎるとラベルにカビが生える原因になります。
逆に低すぎるとコルク栓が乾燥して、ワインの品質が悪化する原因になります。
なるべく光が差し込まない暗所で保存するのが理想です。
ワインは特に日光を嫌いますので注意してください。
直射日光を浴び続けるとワインは劣化し、とてもじゃないけど飲めたものではありません。
なるべく振動の少ない場所で保存するのが理想です。
ワインは瓶内で静かにゆっくり眠るように熟成していきますので、不要な振動はワインの変質の原因になります。
強い異臭を放つものの近くにはワインを保存しないようにしましょう。
ワインはコルク栓を通して匂いが吸着しやすいので注意が必要です。
ワインのボトルは横に寝かせて保存しましょう。
立てた状態だとコルク栓が乾いて収縮し、そこから空気や雑菌が侵入してワインが変質してしまいます。
上記の6個の条件を満たすことは、なかなか難しいと思います。
でも出来るだけ理想の保存環境を整えてあげることで、ワインの味わいも格段に美味しくなります。
普段飲み用に購入したデイリーワインを短期間保存するためには、床下収納や押し入れで充分です。
保湿のために新聞紙などに包んで、横に寝かせて保存しましょう。
でも日本の夏は温度変化が激しいので、一夏を越すのは望ましくありません。
何かの記念で購入した高級ワインなどを長期間保存するためには、専用のワインセラーを購入することをおすすめします。
最近では家庭用の小型ワインセラーも安く販売しています。
(10本程度が収納可能で1~2万円)
せっかくのいいワインですから、保存にも気を使いたいところです。
日常的にどの程度ワインを飲まれるかにもよりますが・・・。
ネット ショッピングのセールなどを利用して、ワインをまとめ買いする方も多いかと思います。
そういったセールだと「12本まで送料同じ」というショップが多いので、10本程度の小型ワインセラーでは足りなくなってしまいます。
私自身も12本収納可能なワインセラーを使っていましたが、足りなくなってもう1台購入しました。
最初から24~30本程度が収納可能なワインセラーを購入しておけばと後悔しております。
チーズやチョコレートの保存に役立ちます。
冷蔵庫では冷えすぎてしまうので、チーズは熟成が進みにくく、チョコレートは白く粉を吹いてしまいます。
匂いが移らないようにラップに包んだり、密閉容器に入れて保存しましょう。
それ以外にも日本酒やシガー(葉巻き)などの保存にも、ワインセラーは適しています。
「冷やして飲む白ワインなどは冷蔵庫に入れっぱなし」という方が多いと思います。
しかし冷蔵庫は温度・湿度が低すぎますし、扉の開閉で温度変化も激しいのです。
さらに庫内の食物の匂いも移りやすく、モーターの振動もワインに悪影響を及ぼします。
普段はワインセラーで保存し、飲む数時間前~前日くらいに冷蔵庫へ移すようにしましょう。
『シャンパン ストッパー』と呼ばれる専用のキャップをして、立てた状態で冷蔵庫で保存しましょう。
ものや残量にもよりますが、1~2日は美味しく飲むことが出来ます。
コルク栓やスクリューキャップでしっかり栓をして、立てた状態で冷蔵庫で保存しましょう。
ものや残量にもよりますが、2~3日は美味しく飲むことが出来ます。
コルク栓やスクリューキャップでしっかり栓をして、立てた状態で冷暗所で保存しましょう。
冷蔵庫で保存すると本来の味わいが損なわれるのでおすすめ出来ません。
でも室温が30℃を超えるような夏は、冷蔵庫で保存した方がいいかもしれません。
ものや残量にもよりますが、3~4日は美味しく飲むことが出来ます。
バキュバンなどの専用キャップを使ってボトル内の空気を抜くことで、ワインの保存期間が1.5~2倍長くなります。
決してスパークリング ワインでは使わないようにしてください。
いかがでしたでしょうか?
ワインは生き物です。
最大のパフォーマンスを引き出し、美味しく頂くためにも、保存方法にも気を使ってあげてください。
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