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    「人とのつながりを大切に」 新潟の隠れた銘酒 日本酒『緑川』

    最高級「コシヒカリ」の産地として有名な、新潟県魚沼市に蔵を構える日本酒『緑川』。近年は着々と愛好家が増え、隠れた銘酒として人気のある日本酒です。そこで今回は新潟の隠れた銘酒、日本酒『緑川』の魅力に迫ってみたいと思います。

    日本酒『緑川』とは?

    『緑川』は新潟県の豪雪地帯、北魚沼郡小出町にある「緑川酒造」で造られている日本酒です。
    緑川酒造は明治17年に創業した、比較的新しい日本酒の蔵元です。

    緑川酒造

    所在:新潟県 魚沼市青島4015-1
    TEL:025-792-2117
    FAX:025-792-6696

    以前は旧小出町の中心部にありましたが、設備の改善と好環境を求め平成2年に魚野川に面した町の郊外に、冷蔵設備を備えた現在の酒蔵を建設し移転しました。

    日本酒『緑川』のこだわり

    手造り

    緑川酒造は創業当初から「人の感性を生かし手で造る」という、一番のこだわりを大切に守りながら日本酒を造っています。

    設備

    平成2年に冷蔵設備の備えられた現在の酒蔵を建設しました。
    以来、気候の変化に影響されない非常に安定した品質の日本酒を提供しています。

    人とのつながり

    「人とのつながりを大切にし、顔の見える商売を」とのことから、インターネットでの販売はなるべく避けるように酒販店にお願いしているそうです。
    インターネットで検索すれば出てきますが、蔵元の意向を尊重して商品を掲載していないショップが多いようです。
    百貨店やスーパーにも販売せず、信用おける専門の酒販店でしか購入することはできません。

    日本酒『緑川』の特徴

    緑川酒造の一番の特徴は「熟成」です。
    一般の酒蔵は吟醸酒で約半年、普通酒では前年のお酒がなくなり次第、熟成を待つことなく販売されています。
    しかし緑川酒造は普通の酒蔵より10度近くも低い9~12℃で貯蔵しており、 清酒・本醸は半年以上熟成させてから販売しています。
    吟醸酒にいたっては5℃以下で1年間以上熟成させています。

    地下50メートルから汲み上げた軟水を仕込み水として使い、低温長期貯蔵と低温発酵を行っている緑川は、とてもおとなしく繊細な味わいの日本酒となります。
    熟成された日本酒は角が取れまろやかになるため「甘い」と感じる方も多いようです。
    ほのかな香りと味の膨らみが楽しめる日本酒なので、日本酒初心者の方はもちろん、新たな味わいの日本酒をお探しの方にもおすすめです。

    日本酒『緑川』のラインナップ

    清酒 緑川

    緑川の原点とも言える日本酒です。
    緑川の特徴でもある淡麗な酒質に感じるほのかな味わい。
    冷やして飲んでもいいけど、特に燗がおすすめです。

    本醸 緑川

    スッキリとした淡麗な酒質と旨味が絶妙に調和した、思慮深い味わいの日本酒です。
    飲み方はお好みにより、『冷や』でも『お燗』でもその旨味を実感できます。

    純米 緑川

    淡麗な中にも旨味をさらに残した、とても飲みやすい日本酒です。
    冷やして飲んでもいいですが、ややぬるめの燗も絶妙な味わいです。

    吟醸 緑川

    低温でじっくり熟成させた吟醸酒です。
    滑らかな口当たりとほのかに漂う上品な吟醸香のある日本酒です。
    冷やか、ぬる燗がおすすめです。

    純米吟醸 緑川

    低温でじっくり熟成された飲みやすい純米吟醸です。
    どんな料理とも合わせる事が出来ます。
    冷やか、ぬる燗がおすすめです。

    北穣吟醸 緑川

    酒米「北陸一二号」を使って低温発酵、熟成させた吟醸酒です。
    落ち着いた味わいの中にほのかな吟醸香が楽しめる日本酒です。
    冷やして飲んでもいいですが、ややぬるめの燗も絶妙な味わいです。

    大吟醸 緑川

    時間をかけ完成させた最高級の日本酒です。
    緑川酒造の伝統技術が造り上げた最高の味と香りが楽しめます。
    冷やで飲むのがおすすめです。

    古緑川 【純米吟醸】

    純米吟醸酒を低温発酵、長期低温熟成させた日本酒です。
    味の柔らかさを追求した滑らかな味わいです。
    冷やで飲むのがおすすめです。

    日本酒『緑川』 季節限定商品

    雪洞貯蔵酒 緑「生」【純米吟醸】※5月

    約0℃の雪洞でゆっくり熟成させた純米吟醸酒です。
    フレッシュな風味、生酒特有の滑らかな口あたりが楽しる日本酒です。
    冷蔵保存し、そのまま冷やで飲むのがおすすめです。

    雪洞貯蔵酒 緑【純米吟醸】※6月~10月

    約0℃の雪洞でゆっくり熟成させた純米吟醸酒です。
    夏の暑さに負けない涼しさとフレッシュ感を楽しる日本酒です。
    冷蔵保存し、そのまま冷やで飲むのがおすすめです。

    雪洞貯蔵酒 緑「吟醸」【吟醸】※11月・12月

    約0℃の雪洞でゆっくり熟成させた吟醸酒です。
    雪洞貯蔵酒の冬バージョンとなります。
    冷蔵保存し、そのまま冷やで飲むのがおすすめです。

    緑川正宗※10月~4月

    熱燗で飲むために造られた日本酒です。
    もち米を少量使用することで、味に膨らみがあります。
    やや熱めの燗にして飲むのがおすすめです。

    ゆららか緑川【純米生】※11月

    醪の中の澱をバランスよく残した、薄にごりの日本酒です。
    にごり酒特有の風味を持ちながら、すっきりした後味の純米生酒です。
    よく冷やして、静かにゆっくり数回揺らし、全体に白くして飲んでください。

    蔵出し緑川【吟醸生】※12月~3月

    熟成を基本としている緑川酒造では珍しい、熟成も火入れもしていない吟醸生酒です。
    キリッとした切れ味鋭いフレッシュな味わいの日本酒です。
    冷蔵保存し、そのまま冷やで飲んでください。

    霞しぼり緑川【本醸造生】※3月

    酒米「北陸一二号」で醸した、春霞のような澱をからめた、搾りたての生酒です。
    冷蔵保存し、静かにゆっくり数回揺らし、全体に白くして飲んでください。

    新潟の隠れた銘酒 日本酒『緑川』 まとめ

    いかがでしたでしょうか?
    緑川は限られた酒販店でしか購入できない新潟の隠れた銘酒です。
    だからこそ一度は飲んでみたいと思いませんか?

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